東洋と西洋
二つの哲学の違いと共通点
東洋哲学とはアジアで生まれた思想のこと、西洋で生まれ発展した思想は西洋哲学という。東洋とはヨーロッパから見たアジアのこと。
西洋哲学は「世界の根源とは何か」「人間の外側」に興味を向けた「学」としての哲学、東洋は「私とは何か」「人間の内側」「自分の心の中」に興味を向けた「教」の哲学の違いがある。
東洋哲学と西洋哲学の特徴
東洋哲学
西洋哲学
自己(私)とはなにか
世界の根源はなにか
人間の内側へ意識を向ける
人間の外側へ意識を向ける
「教」の哲学 (体験)
「学」としての哲学(知識)
後世が解釈していく「ピラミッド型」
一段ずつ論理をたてる「階段型」
主体と客体のつながり、融合的視点
主体と客体を分離、二元論的視点
自己と宇宙の一体性
自然や宇宙の解明
形而上学的なものに重きをおく
物質的なものに重きをおく
「真理」(変わることのない真実)を追求
人間の精神的な成長と発展の促進のため
真善美 (人間としてのの誠、倫理上の善、審美上の美。誠、愛と調和)
* 大まかにまとめました。興味のある方は、ぜひさらに調べてみてください。
日本の哲学
東洋の中の日本に根ざす思想
東洋哲学には、ヨーロッパから見た東洋(アジア)で生まれた哲学がまとめられています。それは、中国哲学、インド哲学、イスラム哲学や日本哲学も含まれています。括りが大きい。
日本の哲学は、大陸渡来の仏教、儒教や日本古来の神道などの思想が混在しているので、「日本哲学」の特徴がわかりにくい気がします。調べていくと、「我が日本、古より今に至るまで哲学なし」(中江兆民・著「一年有半」)という言葉もあるようです。
西洋哲学と東洋思想を統合したものが「日本哲学」とされるようです。
日本の思想とも言われる。
華道、茶道など「道」とつく日本の伝統文化には日本的な思想や哲学があります。
これらは日々の生活に根ざしている礼儀、作法や精神性を高める教えがあり、実践を積み重ね深めていくことで、五感が磨かれ、人間力を高めることができます。
* 大まかにまとめました。興味のある方は、ぜひさらに調べてみてください。
伝統文化「道」
日本の伝統文化の深いところ
「道」とつくものは、同じ動作や流れを繰り返し実践するプロセスを通して、技術や知識の向上だけでなく、心や体も鍛えます。また、先人たちの叡智だけでなく、自然の叡智、宇宙観や人生観などを体感することで、小さな喜びが増え、感謝の気持ちで過ごすことが増えます。
「道」にはどのようなものがあるのか?
華道、茶道、香道、書道、柔道、弓道、剣道、空手道、相撲道など。
日本文化「三道」とは「華道、茶道、香道」のこと。



華道や茶道は芸術的な側面もありますが、真善美の探究でもあります。
「いまここ」を五感で味わい、内観し、感性を磨くことで、「和」の暮らしを
創造することができます。
型があり、ひとつひとつの動作にも意味があります。感覚を研ぎ澄まし、心の静けさを感じ、丁寧に動作を行うことで、心から至福の時間を味わうことができます。
hanabana*では、お花セラピーやお茶セラピーなど、アクティブ瞑想の体験ができるワークショップも提供しています。哲学的なお話や対話をとおして、さらに学びや体験を深め、「和」のある生き方しませんか?